ごまめの旅日記

街道等の歩き旅を中心に旅の記録を紹介します。

旧街道歩きのススメ

「旧街道歩き」のススメ

 

日本橋

 旧街道とは、明治時代以前に日本にあった陸上の主要な交通路です。江戸時代に整備された五街道が著名です。当時は、徒歩、馬、籠等で旅をしていました。

 江戸時代以前からも、東山道鎌倉街道など京都や鎌倉を中心とする街道はありましたが、江戸時代以降はルートがある程度はっきりしています。

歌川広重 東海道五十三次 日本橋

 その旧街道をできるだけ当時のルートに沿って歩いて旅をすることを「旧街道歩き旅」と定義したいと思います。

 始めるのは簡単です。東京の日本橋に立って、まっすぐ南の方へ歩いて行けばいいのです。初めのうちは所謂「銀ブラ」となります。自分のペースでのんびり歩きましょう。

 本ブログでは、街道の終点を目指さないで、街道に沿って歩くことを「旧街道歩き」と定義したいと思います。

 新橋から先は、大門や高輪の大木戸跡を通り、品川駅前に出ます。そこから八ツ山橋を渡れば、東海道の最初の宿、品川宿となります。ここまでの道のりは約8kmです。なんとなくほっこりした気分になるでしょう。もっと先まで行ってみたくなります。

 

品川宿

 東京から遠くに住んでいる方は、近くの街道を探して、それに沿って一駅歩いてみるとよいでしょう。

 街道の情報は、インターネットに溢れています。江戸時代のルートも、どなたかがちゃんと調べて、地図を作ってくれています。スマホのマップを見ながら進めば、迷うことも(それほど)ありません。

 街道歩きが普通のウォーキングと違うのは、昔の旅人の気分になれることと、沿道に史跡が数多くあり、説明が書いてあることです。寺社も数多くあります。それらを、気が赴くまま見て歩くのも楽しいものです。

 また、多くの街道に、並行して鉄道路線が走っていたり、街道を路線バスが走っていたりします。疲れたら、適当なところで終わりにして、交通機関を使って帰宅すればいいのです。

いつも、決まった道をウォーキングしている方、たまには違った道を歩くのも楽しいですよ。

 その他、楽しみやよいことがたくさんありますので、順次紹介して行きます。

 

 さあ、あなたも、「旧街道歩き」を始めてみましょう。

 

 参考までに、もう10年の前になりますが、2013年の9月に日本橋から東海道を京都に向かって旅立った記録をアップしておきました。日本橋から品川宿までです。もう一つ、品川宿から川崎宿の分のアップしておきました。品川宿から先は、京急線に沿って、情緒あふれる商店街が次々と現れます。東京近郊では、私の最も好きなところです。ぜひ、味わってほしいと思います。

 

 本日は、ここまでにしますが、ちょっと、興味を持って、本格的にやってみようと思う人のために、「旧街道歩き旅」編も用意しますので、次回を楽しみにしてください。